マカオ通信
マカオ通信 2018年09月号

本で旅するマカオ

マカオの歴史-南蛮の光と影 / 東光博英

本で旅するマカオ
 この本を読む前と読んだ後では、マカオの印象は大きく変わる。マカオを一言で表すと、「東西の歴史と文化の融合」ということになろうが、読後感は、その一言で片付けられない壮大な歴史・文化だけでなく、貿易の拠点だったことに気付かされる。

 とりわけ、マカオと日本の関係は深く描かれている。この本は「マカオと日本の交流史」でもあり、副題の「南蛮の光と影」は、マカオと日本の「光と影」でもある。

 マカオは日本とポルトガルの南蛮貿易の中継拠点として発展し、日本との貿易がマカオの生命線だった。したがって、日本の禁教令による人流、鎖国による物流の断絶で、マカオは衰退する。マカオはポルトガルと中国、西洋と東西の文明の融合地点であるとともに、日本とポルトガルの中継点でもあった。

 我々は英国と香港、ポルトガルとマカオの関係を同列に見がちで、返還後の「一国二制度」も同じように見てしまうが、アヘン戦争後に植民地化された香港と、古くからポルトガルの統治領でありながら、南蛮貿易の拠点として中国と共存・発展してきたマカオは歴史が異なる。

 マカオの歴史は、長崎との関係はもとより、フランシスコ・ザビエル、聖ポール天主堂跡など、日本との関わりが多くの場所で散見できる。この本を読んだ後にマカオへ行くと、マカオの印象がまた変わる。マカオの最大の魅力は、マカオの歴史にある。
 
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日本からマカオへの渡航者数
2017年 2018年 対前年比
伸び率(%)
宿泊旅行
者率(%)
1月25,77727,5546.953.3
2月27,05819,921-26.455.7
3月33,15834,1943.151.2
4月20,24021,7727.663.0
5月30,00029,864-0.560.9
6月22,66224,8869.863.8
7月21,332   
8月29,857   
9月30,763   
10月    
11月    
12月    
合計240,847158,1919.8 
9~11月の天気概況 
9月のマカオは最高気温も平均30℃を超え、湿度も高く、まだまだ厳しい残暑が続く。台風シーズンでもあるので気象情報はこまめにチェックを。10月に入ると暑さも和らぎ、晴れの日も多く、観光のベストシーズンに。11月は朝夕は半袖では肌寒い日もあるため、一枚羽織るものがあると安心。
夕焼けウォッチングの日没時刻もお忘れなく
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